昨年10月に採掘跡を訪れた「金屋石を語る会」のメンバーら=砺波市庄川町庄

昨年10月に採掘跡を訪れた「金屋石を語る会」のメンバーら=砺波市庄川町庄

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「金屋石」採掘跡へ山道 砺波の「語る会」

北日本新聞(2019年1月15日)

 砺波市庄川地域でかつて採掘されていた「金屋石」を広く知ってもらうため、庄川右岸の山の中腹にある採掘跡(同市庄川町庄)へスムーズに行けるように、山道が整備されることになった。地元の有志らでつくる「金屋石を語る会」が今春から、5年ほどかけて階段を設置する。将来的には地域遺産として新たな観光スポットにしたいと、夢を膨らませている。

 金屋石は江戸時代中期から1970年ごろまで採掘された緑色凝灰岩。加工しやすく、石仏や民家の敷石などのほか、金沢城の水道管にも使われた。昨年、砺波市の「となみブランド」に認定された。

 採掘跡は山の中腹の高さ約70メートルの地点にあり、5カ所が確認されている。大きい洞穴は幅6メートル、高さ15メートル、奥行き15メートルの空間になっている。

 語る会の宮窪大作会長(44)らメンバーは年に数回、許可を得て採掘跡の調査や周辺の整備を行っている。ただ、現地に行くには庄川水記念公園からゴムボートで向こう岸に渡り、険しい斜面を登らなければならない。行きやすくするほか、市民らの「採掘跡を見たい」という声に応えるため、山道に階段を設けることにした。木製で150~200段作る予定だ。

 語る会は解体された住宅から金屋石を収集し、住宅建材に再利用するなど、再び光を当てる取り組みを本格化させている。宮窪会長は「金屋石は貴重な地域資源。多くの人に採掘跡に注目してもらい、庄川地域が良質な石の産地だったことを伝えたい」と話している。

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