作品を紹介する生徒=珠洲市緑丘中

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創作体験で機運高めて 来秋、第2回奥能登芸術祭 珠洲・緑丘中で初の催し

北國新聞(2019年1月18日)

 来年秋に珠洲市内で開かれる第2回奥能登国際芸術祭の機運を高めようと、市は17日、関連催しの第1弾となるワークショップを同市緑丘中で行い、1年生51人が参加アーティストになったつもりで出品作を考えた。創作活動の疑似体験を通じて、同芸術祭や現代アート作品に親しみを持ってもらい、地元からの来場者増を図る。
 「空想芸術祭」をテーマに、白山市出身の映像作家坂野充学さんが講師を務めた。生徒は禄剛埼(ろっこうさき)灯台や見附島などの観光名所、珠洲焼を題材にA4用紙に思い思いのスケッチ作品を描き上げ、地図上に設置場所を選んで掲示した。
 生徒の投票で優秀作5点を決め、作品のプレゼンテーションも行われた。鉢ケ崎の海水浴場に塩の城を造ってはどうかと提案した才門晃己さん(13)は「イメージ通りに作品を描くことができた。次の芸術祭が楽しみ」と笑顔で話した。
 2017年秋に開催された奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)の期間中の来場者7万1260人のうち珠洲市内からの来場者は延べ9788人で、このうち小中学生は延べ1374人だった。
 市は「市民を巻き込んだ関連施策やイベントをてこに、第2回芸術祭は地元の来場者数をさらに上積みしたい」(企画財政課)としている。
 ワークショップは29日に同市大谷小中でも行う。

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