越中アートフェスタを特集した冊子を手にする県職員=県庁

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越中アートフェスタPR ルミネ池袋で特集冊子無料配布

北日本新聞(2019年1月19日)

 東京都豊島区のファッションビル「ルミネ池袋」が、富山の美術公募展「越中アートフェスタ」を特集した冊子を作製し、無料配布を始めた。全国各地の魅力的な文化を紹介するプロジェクトの一環。若い女性を中心に一日最大6万人が訪れる大型店で、富山のアートを強力にアピールする。

 ルミネは店頭に置いている洋服や雑貨の背景に、各地で育まれた独自の文化があることに着目し、地域の魅力を催事や会員制交流サイト(SNS)などを通して発信するココルミネプロジェクトに取り組んでいる。

 池袋店は2017年度から19年度まで3年間、富山のPRに力を入れ、昨年1月に工芸をテーマにした冊子第1弾を発行した。

 同店によると、豊島区と富山県はアートや女性の社会進出に力を入れている点で共通しているほか、ルミネには県出身の社員が多く在籍していることもあり、富山を選んだ。鈴木清敏販売促進グループリーダーは「北陸新幹線が開業し、行き来しやすくなったことも理由の一つ」と言う。

 今回の冊子は第2弾で、美術が盛んな富山を象徴する催しとして、昨年11月に13回目を迎えた越中アートフェスタを取り上げた。ジャンルの垣根や年齢制限を取り払い、自由な創作活動を応援する公募展であることを紹介。実行委員長の吉川信一県美術連合会長はインタビューで、伝統の技を基礎として新たな表現に挑む作品が数多く寄せられていると答えている。

 B5判6ページで5千部作製。若い客層を意識し、上位入賞作や会場風景の写真を多く使い、カラフルに仕上げている。17日に店内で配布を始め、同店のホームページにも掲載した。

 冊子はアートフェスタを担当する県文化振興課にも届いた。内橋英芳芸術文化係長は「取り組みが評価され、うれしい。富山に注目が集まるきっかけになればいい」と話した。

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