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ドローン空撮体験ツアー 3月、中ア千畳敷や天竜川巡る

信濃毎日新聞(2019年1月19日)

 駒ケ根観光協会(駒ケ根市)は、中央アルプス千畳敷(標高約2600メートル)や周辺の撮影スポットを巡り、小型無人機ドローンで空撮を体験してもらう初めてのツアーを3月9、10日に行う。最大手メーカーDJI(中国)の日本法人が共同で企画し、操縦担当者が同行して助言。同協会は、ドローンを飛ばせる場所が限られる都市部から誘客し、上伊那地方南部の魅力を伝える機会に―としており、18日に参加受け付けを始めた。

 千畳敷まではロープウエーで登り、南アルプスや富士山、御嶽山などを見渡せる雪山でドローンを飛ばす。ほかに上伊那郡中川村の天竜川沿いの公園からは開けた伊那谷の地形を、同郡飯島町の公園では夕焼けを撮影する予定。DJI日本法人の担当者は安全飛行の講習を行うほか、夕食時の動画上映会で操縦や撮影のアドバイスをする機会も設ける。一行は駒ケ根高原の温泉のあるホテルに宿泊する。

 同協会は、県観光部とドローンでの観光誘致を考える中で今回のツアーを発案。DJI日本法人や、ドローン用の空域地図のアプリを提供する楽天のグループ企業と事前に場所を探したところ、自然の豊かさや障害物の少なさから「ドローンを飛ばすのに最適」と評価されたといい、冬の誘客に活用する。今後も上伊那地方南部の観光振興に取り組む「伊南DMO設立準備会」の参加者間で連携し、季節ごとに伊南の名所を巡ってドローンで空撮を楽しむツアーを企画するという。

 参加は、DJI製の中型以上のドローンを所有し、操縦経験があることなどが条件。飛行許可申請は同協会が一括して行うため、参加者は煩雑な手続きをせずに済む。代金は1人3万9千円で定員12人。問い合わせは同協会(電話0265・81・7700)へ。

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