リュウグウノツカイと背丈比べをし、記念撮影する親子=魚津水族館

リュウグウノツカイと背丈比べをし、記念撮影する親子=魚津水族館

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リュウグウノツカイ滑川に現る 全長4.365m

北日本新聞(2019年1月21日)

■富山湾最長 魚津水族館の標本に

 細長い体が特徴の珍しい魚「リュウグウノツカイ」が19日、滑川市の海岸で見つかった。全長4.365メートルで、魚津水族館の記録では、これまで富山湾で発見、捕獲された中で最長という。既に死んでおり、同館は20日、一日限定で展示し、横に寝転んで記念撮影できるコーナーを設けた。

 リュウグウノツカイは暖かい海域に生息し、大きいものは体長10メートルを超える。同館によると、富山湾では2009年から捕獲されるようになり、今回が19例目という。冬から春にかけて見つかるケースが多い。海岸を散歩中に発見した滑川市三ケの上代(かみだい)昭男さん(72)は「びっくりした」と振り返る。

 同館によると、富山湾で昨年10月から今回を含めて3匹が見つかっており、例年より多いという。稲村修館長は「多い理由は分からないが、今回は暖かい所へ南下しようとして沿岸に来たのではないか」と推測する。

 同館は今後、頭部や皮を標本にする。一緒に記念撮影した魚津市清流小4年の畠山悠輝君は「すごい迫力」と驚いていた。

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