横谷渓谷の渋川のほとりにある屏風岩氷瀑

横谷渓谷の渋川のほとりにある屏風岩氷瀑

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青白く輝く氷と雪の芸術 茅野・横谷渓谷の氷瀑

信濃毎日新聞(2019年1月23日)

 雪に覆われ、川の音だけが響く茅野市蓼科中央高原の横谷(よこや)渓谷。氷点下10度以下になることも珍しくないという厳しい寒さの中、渓谷を流れる渋川と周辺の岩場に氷瀑(ひょうばく)や氷柱ができ始めた。標高約1300メートルにある屏風(びょうぶ)岩氷瀑では22日、岩肌から染み出す湧き水が凍った青白い氷柱が幾つも連なっていた。

 近くの横谷温泉旅館によると、屏風岩氷瀑は幅約50メートル、高さ10メートル余で、同渓谷の氷瀑の中で最大。今季は例年より2週間ほど遅い年明けから徐々に大きくなりだしたという。2月中旬にかけてさらに成長し、3月まで楽しめる。日当たりの良い下流の「乙女滝」(標高1250メートル)は凍り始めたばかり。

 同旅館従業員の畔上礼樹(あやき)さん(44)は、ここ2年ほどで氷瀑を目当てにした県外からの観光客が増えたとし「乙女滝が凍れば滝の裏側を歩ける。冬ならではの光景を楽しんでほしい」と話していた。

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