土木さん(奥)のコーヒーや福井さんの手作りパンを楽しむ客

土木さん(奥)のコーヒーや福井さんの手作りパンを楽しむ客

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古民家改装、パン店に 砺波で同級生の職人共同運営

北日本新聞(2019年1月23日)

 築88年の古民家を改装したパン店「霜月(しもつき)」が昨年12月、砺波市三島町でオープンした。高校・大学の同級生だったパン職人の福井久佐志さん(32)=同市三島町=と、バリスタ(コーヒー職人)の土木信也さん(32)=同市大門=が共同で運営。焼きたてパンとこだわりのコーヒーを店内で味わうことができ、人気を集めている。

 それぞれ修業していた2人は、独立したいという思いから意気投合。古民家の活用に関心を持ち、知人に紹介された木造2階建ての家を改装して1階を店にした。木造の雰囲気を生かそうと残した天井の黒の漆塗りが映えるよう、内壁を白くした。店名は、福井さんの好きな漢字「月」の字を入れ、和風をイメージした。

 パンは、福井さんの手作りで15~20種類を提供する。店のロゴマークにもあしらわれたクロワッサンや食パンなどが人気。福井さんは「毎日の食卓に並ぶような親しみのあるパンを提供したい」と話す。

 コーヒーを提供する土木さんは、客の好みやパンの種類に応じて濃さを変える。以前に勤めていた同市幸町のカフェ「19(いっきゅう)HITOYASUMI砺波店」で豆を焙煎(ばいせん)し、牛乳は地元の「まると牛乳」を使用。動物などをモチーフにラテアートも披露する。土木さんは「出勤前や休日のひとときに利用してほしい」と話している。

 営業は午前6時から午後3時で木曜定休。

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