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白馬に「体験型」商業施設 20年春開業、隈研吾氏が設計

信濃毎日新聞(2019年1月24日)

 アウトドア用品大手で東証1部上場のスノーピーク(新潟県三条市)とスキー場運営の白馬観光開発(北安曇郡白馬村)が昨年設立した新会社スノーピーク白馬(同)は23日、2020年春に白馬村北城で複合商業施設を開業すると発表した。キャンプ用品の物販・レンタル、飲食などの店舗に加え、キャンプもできる「体験型施設」として整備。通年型リゾートの中核拠点となることを目指す。世界的に活躍する建築家の隈研吾氏が設計を担当する。

 白馬八方尾根スキー場の駐車場跡地など約1万6千平方メートルに整備する。複合商業施設の建物は平屋で約1400平方メートル。屋根の輪郭は北アルプスの尾根をイメージし、屋根の下の「木組み」で雪の結晶のような形を表現する。県産材も多く使う。村内で会見した隈氏は「白馬村の象徴になるような建物にしたい」と説明した。投資額は約10億円を見込み、国の地方創生推進交付金も活用する。

 敷地内には「店舗」「野遊び」「イベント」の3エリアを計画。店舗エリアにはスノーピーク製品の物販・レンタル店、レストラン、コーヒーチェーン大手スターバックスのカフェのほか、白馬村観光局の案内所が入る。レストランは飲食店を格付けする「ミシュランガイド」で最高評価の「三つ星」を獲得した料理人が監修するという。

 建物の周囲に芝生の広場を含む野遊びエリアを配置。キャンプ・バーベキューを体験したり、隈氏が監修したスノーピークの木製トレーラーハウスに宿泊したりできる。イベントエリアでは地場産品を販売する「マルシェ」などを展開し、地域住民にも憩いの場や緊急時の避難場所として利用してもらう。

 白馬を含む大北地域のスキー場を17〜18年シーズンに訪れた外国人客は推定約33万人で過去最多を記録。海外でもスノーリゾートとして認知度が高まっている。スノーピーク白馬は新施設を拠点に、四季を通じて楽しめる山岳リゾートにすることを目指す。

 この日はスノーピークと白馬村が「地域活性化に関する包括連携協定」を締結。施設を地域の交流拠点にする内容を盛り込んだ。

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