社会福祉協議会河内支所の「こつら細工教室」は25日、同市河内小で開かれ、5年生4人が河内地区に伝わる工芸品を手作りし、地域の伝統に触れた。
こつら細工はマタタビのつるを四つ割りにして細くそぎ、編み上げる手工芸品で、100年以上前から河内地区で作られている。山で足にまとわりつくマタタビを同地区の方言で「こつらにくい(煩わしい)」と言ったことが名前の由来とされる。
教室では河内民芸品振興会の6人が指導し、児童はつるを編み込みながら、直径約10センチの小物入れを作った。田村愛実さん(11)は「自然由来でエコな文化だと思う。菓子入れにして家で使いたい」と話した。