富山湾産ベニズワイガニの干物「越の干蟹」=県食品研究所

富山湾産ベニズワイガニの干物「越の干蟹」=県食品研究所

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ベニズワイ 干物でお手軽 富山で発表会

北日本新聞(2019年1月26日)

 富山湾で水揚げされたベニズワイガニの干物「越の干蟹(がに)」の発表会が25日、富山市吉岡の県食品研究所で開かれ、参加者が富山を代表する味覚の新しい加工品を試食し、活用方法について意見交換した。

 射水市本町(新湊)の内川沿いにある水産加工販売のIMATO(東海勝久社長)が、大きさや保存の難しさなどから食べづらいイメージのあるカニを手軽に楽しんでもらおうと干物を企画。昨年春から県食品研究所と協力して開発した。

 素材本来の味を損なわないよう塩ゆでした身を乾燥させ、常温で1カ月保存できるようにした。発表会には東海社長、同研究所食品加工課の川口航平さん、射水市職員らが参加。干物を使った炊き込みご飯、吸い物を試食した。同社の森麻子マネジャーは「かむほどにうま味が広がり、さまざまな料理に活用できる。ベニズワイガニの魅力を全国に発信したい」と話した。

 1袋700円程度を想定し、県内の観光客が訪れる施設で販売する予定。2月上旬には東京・秋葉原で開かれるイベントに出品する。

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