ワンダーフェスティバルで展示する仏頭の梱包作業に励むメンバー

ワンダーフェスティバルで展示する仏頭の梱包作業に励むメンバー

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高岡銅器の技術見て 幕張の立体造形フェスでPR

北日本新聞(2019年1月27日)

 高岡市の高岡伝統産業青年会(和田瞬佑会長)は2月に千葉市の幕張メッセで開かれる立体造形の祭典「ワンダーフェスティバル2019冬」に初出展する。全国からフィギュア愛好家が集まるイベントで、高岡銅器の技術をアピールする。メンバーは26日、同市波岡の梶原製作所で展示品の梱包(こんぽう)作業を行った。 (高岡支社編集部・安多萌子)

 ワンダーフェスティバルは、造形メーカー「海洋堂」(大阪)などが主催する。プロ、アマチュアを問わず約2千ブースが並び、フィギュアなどの模型を展示販売する。

 青年会は、釈迦如来立像の仏頭(高さ約2メートル)や四天王の一つ多聞天像(同)などの銅像を展示するほか、手のひらサイズの仏像や螺鈿(らでん)、蒔絵(まきえ)の置物など計約300点を展示販売する。伝統技術を広く紹介しようと鋳物体験や、高岡銅器と高岡漆器の製造工程を紹介するパネル展示も行う。高岡の伝統産業を若年層にアピールするとともに、フィギュア分野での伝統技術の需要も見込めるという。

 この日は搬出に向け、メンバーが仏頭などの展示品を木枠で囲む作業を行った。和田会長は「細かい技巧が凝らされた仏像は高岡銅器の粋の結集。高岡の造形技術をしっかりとアピールしたい」と意気込んだ。

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