夏目漱石の恩師松本源太郎(手前)をはじめとする松本家歴代当主の資料を集めた新収蔵品展=1月25日、福井県越前市武生公会堂記念館

夏目漱石の恩師松本源太郎(手前)をはじめとする松本家歴代当主の資料を集めた新収蔵品展=1月25日、福井県越前市武生公会堂記念館

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忠臣松本家の功績に光 越前府中領主・本多家の家老

福井新聞(2019年1月28日)

 越前府中領主・本多家の家老を代々務めた松本家の資料を紹介する特集展示「本多家の忠臣 松本家~正勝から源太郎まで」が1月25日、福井県越前市武生公会堂記念館で始まった。9代目当主で哲学者、教育者の松本源太郎(1859~1925年)の手帳には、教え子だった夏目漱石や正岡子規の高校時代の成績が記されている。2月24日まで。

 市に5年以内に寄贈・寄託された資料を紹介する「新収蔵品展」の一環。2015年に松本家から寄託を受けた源太郎の手帳約50冊が含まれ、第一高等中学校(東京大教養学部の前身)で論理学を教えた漱石や子規の成績帳、漱石らとの交流を記した日記もある。

 成績帳や日記は寄託後の市や県の調査で内容が明らかになり、県が今年1月に発表して注目を集めている。

 今年に入って寄託を受けた初代当主正勝の兜(かぶと)、歴代当主が福井藩主や本多家から授かった刀も披露。家系図や家伝書なども並んでいる。

 新収蔵品展ではこのほか、越前市出身で大正から昭和初期に活躍した日本画家小西福年の作品も紹介。本多家の学問所が前身の武生東小に残されていた松平春嶽の書、橋本左内の書簡なども見応えがある。入館無料。

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