希少な「生あま酒」を手にする井出さん

希少な「生あま酒」を手にする井出さん

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希少「生あま酒」味わって 佐久の酒蔵で30・31日

信濃毎日新聞(2019年1月29日)

 加熱処理をしていない希少な「生あま酒」が楽しめるイベントが30、31日、佐久市臼田の橘倉(きつくら)酒造で開かれる。加熱した通常の甘酒に比べてフレッシュ感が強いのが特長といい、賞味期限が3日間しかないため一般流通はしていない。同社は「ここでしか手に入らない生あま酒を通じて蔵元を身近に感じてほしい」とし、イベントで振る舞い、1日100本限定で販売する。

 橘倉酒造は2000年ごろから加熱処理をした甘酒を販売している。米こうじと井戸水を使い、砂糖などは無添加、アルコールは0%。「スッキリ系の自然な甘み」が特長とし、近年の甘酒ブームもあってこの10年で出荷量は5倍ほどに伸びたという。

 「生あま酒」は昨秋にイベントで試験的に提供したところ「普段の甘酒よりさらにおいしい」と好評で、再び披露することに。佐久地域は酒蔵が多いものの敷居が高いイメージもある―とみており、同社専務の井出平さん(46)は「気軽に蔵元に足を運んでもらえるようにしたい」と話す。イベントは「酒楽市」と銘打ち、午前9時〜午後5時に開く。問い合わせは同社(電話0267・82・2006)へ。

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