2月3日の節分に向け、福井県内の寺社で、縁起物の「福豆」の袋詰めなど準備が進んでいる。
福井市西木田4丁目の朝日山不動寺では1月28日、信徒12人が午前9時から袋詰めした。大豆を炒った「ガラマメ」や黄、緑、ピンクなど色とりどりの五色豆、おたふくをかたどった菓子「落雁(らくがん)」を慣れた手つきで小袋に詰めていった。30日までに約3万袋を準備し、おみくじ付きの2千袋は餅や御神酒(おみき)がもらえる「当たり」になっている。
同寺では3日正午から午後8時まで、12回に分けて本堂で豆をまく。祈祷(きとう)を受けた人もまくことができる。住職(49)は「福を持って帰り、豆を食べて健康な1年にしてください」と語った。
豆まきは同日、県内各地で予定されている。成田山福井別院(坂井市三国町)では、午後3時半の祈祷後、大相撲の湊川親方(元小結大徹、大野市出身)や年男年女らで行われる。