蓄音機やジュークボックスを紹介する水井さん夫婦

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昭和の流行曲を名機で再生 八尾のカフェ2月3日

北日本新聞(2019年1月31日)

 富山市八尾町城生のランチカフェ「眺望茶処(ちょうぼうちゃどころ) 風の家」は2月3日、昭和期に使われたゼンマイ式蓄音機、レコードプレーヤー、ジュークボックスで当時の流行曲を楽しむイベントを初めて開く。間もなく前の前の時代となる「昭和」を中高年に懐かしんでもらい、時代を彩った音楽機材と曲の魅力を平成生まれの若い世代に伝える。

 風の家は農業を通じて交流を深めるグループ「楽しい農村」(水井正隆代表)が2007年、旧細入村から古民家を移築してオープン。メンバーの活動拠点とする一方、10年4月からは自家栽培の野菜や果物を使ったメニューを提供している。神通川の清流、JR高山線越しに見える立山連峰を眺めながら飲食を楽しめるとあって常連客も多い。

 店内には水井代表(75)が収集した古い音楽機材を多数展示しており、懐かしい雰囲気を演出している。中でも硬貨を投入し曲を選ぶとレコードが自動で再生されるジュークボックスが水井代表の自慢の品。米国の「SEEBURG(シーバーグ)」社製で100曲から選ぶことができ、部屋全体を包み込むような音を響かせる。

 それぞれの機械で再生することはあったが聞き比べることはなかった。5月の新天皇即位に伴う改元を控え、世相を反映する音楽を通じて時代の変遷をたどろうと鑑賞会を企画した。水井代表と妻の君枝さん(72)は「若者からお年寄りまで気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 当日は午後1時からで、参加費は500円。秋に収穫した渋柿を日光に当てずに干して冷凍した「氷室(ひむろ)柿」とコーヒーが付く。通常は木、金、土曜日のみ営業。問い合わせは同店、電話076(454)2220。

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