パノラマ展望台からの眺めを楽しむ参加者(2018年6月)

パノラマ展望台からの眺めを楽しむ参加者(2018年6月)

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絶景観光、参加しやすく 黒部峡谷パノラマ展望ツアー

北日本新聞(2019年1月31日)

 欅平(けやきだいら)パノラマ新周遊ルート運営協議会(会長・能澤雄二黒部市副市長)は2月1日から、今シーズンの「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」の販売を始める。今季から各実施日の2日前まで参加申し込みを受け付け、最終第4便は空席があれば前日、当日も販売する。同ツアーは、関西電力黒部ルートの一部、竪坑(たてこう)エレベーターを通るコース設定だが、昨シーズンまで2季連続で参加者数が1万人を割り込んでおり、申し込みをしやすくすることで集客増を図る。

 欅平パノラマ新周遊ルート運営協議会は県や黒部市、関西電力などでつくる。ツアーは、北陸新幹線開業に合わせて2015年に始めた。黒部峡谷鉄道の終点、欅平駅から専用列車で竪坑エレベーターに向かい、標高約800メートルまで上がる。上部トンネルと登山道を歩き、標高約860メートルのパノラマ展望台に到着すると、360度に広がる山々の眺めを楽しむことができる。1日4便実施している。

 市によると、参加者数は15年が最高の1万2383人、16年は1万1260人と2年連続で1万人を上回ったが、17年は大雨や台風の影響で計16日間中止となり、8843人に落ち込んだ。昨年は中止は1便しかなかったものの、9137人と伸び悩んだ。

 ツアーはこれまで実施日の4日前に申し込みを締め切っていた。このため、実施日の空模様を天気予報などで確認してから参加しようとしても、申し込めなかった。同協議会は締め切りを遅らせることなどが、地元や近隣からの参加者増につながると期待している。能澤会長は「利便性を向上することで、1万人台を回復し、5年後の黒部ルート一般開放の盛り上がりにつなげたい」と話す。

 今季は5月31日から11月11日までの毎週金~月曜に、1日4便実施する。料金は大人(中学生以上)6千円、小学生4千円。小学4年生以下は参加できない。第4便の前日、当日販売は繁忙期は行わない日がある。申し込み、問い合わせは黒部・宇奈月温泉観光局、電話0765(57)2850。

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