事業資金の支援を求める武藤社長=羽咋市の神子の里

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求む、神子原の応援団 羽咋、ブランド米の酒造り始動 1日からネット募金開始

北國新聞(2019年1月31日)

 羽咋市のブランド米「神子原米」を使い、地元の農産物直売所が地域の酒蔵と連携する酒造りが始まった。1日からインターネット上で事業資金も募る。自然豊かな里山の棚田と里の営みを後世に伝えるプロジェクトの第1弾となる。
 神子原米の純米大吟醸造りは、同市神子原町の直売所「神子の里」と同市大町の御祖(みおや)酒造が取り組む。ローマ法王に献上したことでも知られる神子原米のうち、最上級の新米の「心白」を使い、米を育てた碁石が峰の雪解け水の清流で醸し、能登杜氏の横道俊昭氏が仕込む。
 インターネット上で事業資金を集める「クラウドファンディング」では出資金に応じて、純米大吟醸酒「神子―Son of God―」(4合瓶)や生酒「神子雫―Son of God―生酒」(2合瓶)、神子原米、棚田のオーナー権、神子の里の商品券、カフェ「神音」のランチ招待などの特典がつく。
 担い手の高齢化や減少で耕作放棄地が増える中、住民によるまちおこしへの応援を求めており、武藤一樹社長は「100年後へつないでいくプロジェクトのスタートで、私たちの大きな第一歩に皆さんの力添えをいただきたい」と話した。

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