朝晩、氷点下の冷え込みが続く阿智村清内路。落差が約18メートルある姿見不動滝では、水しぶきが凍ったつららが無数に伸び、岩肌と氷雪が織りなす厳冬の世界が広がっている。
国道256号沿いにある「姿見不動滝」と書かれた看板から雪の遊歩道を200メートルほど歩くと、滝が眼前に現れる。つららは、きらきらと輝きを放ち、中には長さ3メートルほどのものもある。一帯は荘厳な雰囲気だ。
村清内路振興室によると、ここ数日の冷え込みで一気に結氷が進んだ。1月から毎朝、職員が様子を見に訪れており、「今季は暖冬で凍結の進みが悪かったけれども、いい状態になってきた」。気温が上昇する午後にはつららが落ちてしまうことがあり、早い時間に見に来るのがお勧めという。
例年だと凍った滝は2月中旬まで楽しめる。