春を呼ぶチューリップ展が4日、砺波市中村のチューリップ四季彩館で始まった。4月に開幕する「2019となみチューリップフェア」に向け、促成栽培で咲かせた色鮮やかなチューリップ1万本と早春の花々が会場を彩っている。24日まで。
となみチューリップフェアのプレイベントとして砺波市と市花と緑と文化の財団が毎年開催。チューリップの鉢花と切り花を各5千本用意し、プリムラ・ポリアンサやプリムラ・オブコニカ、ストックなどの季節の花も並べた。
テーマは「不思議WORLDへようこそ」。チューリップ切り花をアレンジ装飾し、キャンディーやドーナツなどのスイーツをかたどったバルーンを展示して華やかさを演出した。乗車して会場を一周できるミニSLもあり、子どもから大人まで楽しめる。
開会式があり、夏野修市長が「砺波は球根だけでなく切り花にも力を入れている。うきうきする展示で、何度も来てもらいたい」とあいさつし、川岸勇市議会議長が祝辞を述べた。清都和文県花卉(かき)球根農業協同組合長、仙道秀松砺波切花研究会長が加わり、テープカットした。
太田幼稚園の年長児23人が招待され、早速ミニSLに乗って会場を見て回り、「きれい」と歓声を上げていた。
昨年に続き期間中は、画像共有アプリ「インスタグラム」と連携したフォトコンテストを実施する。切り花も1本150円で販売し、5本以上購入すれば、無料のラッピング体験が楽しめる。北日本新聞社後援。