富士見町落合上蔦木の三光寺境内で、寒紅梅がピンクの花を付けている。最も近い原村の観測点では4日、最高気温が10・2度と3月下旬並みにまで上昇。山門前の階段脇に3本立っている寒紅梅の花は、暖かな日差しを浴びて輝いていた。
川窪俊英住職(58)によると、例年は2月上旬から開花が進むが、今冬は1月中から咲き進んだ。8割ほどの花が開いた枝もあり「こんなに早く花がたくさん咲いたのは初めて」と川窪住職。枝先にはまだつぼみがたくさん付いており、今月いっぱいは楽しめそうだという。
周囲には、ほのかに甘い香りが漂い、参拝者は「春の香りがするね」「かわいらしい」と顔をほころばせていた。根元ではフクジュソウの花も咲き始め、春の到来を感じさせている。