雪をまとった凍結した滝。内部は勢いよく水が流れ落ち、滝つぼ付近の氷がきらきらと輝く=南牧村海ノ口の千ケ滝

雪をまとった凍結した滝。内部は勢いよく水が流れ落ち、滝つぼ付近の氷がきらきらと輝く=南牧村海ノ口の千ケ滝

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厳冬に姿現す氷の彫刻 南牧の千ケ滝、裏側にはつらら

信濃毎日新聞(2019年2月6日)

 南牧村海ノ口にある千ケ滝の表面が凍結し、巨大な氷瀑となっている。周囲にうっすらと積もった雪は氷瀑も覆い、ごつごつとした表面に白い模様を描く。氷の内部では水が勢いよく流れ落ち、滝つぼ付近では飛び散ったしぶきが氷の彫刻となってきらきらと輝いていた。

 千ケ滝は杣添(そまぞえ)川の上流の標高約1300メートルにあり、落差10メートルほど。切り立った岩場に囲まれた滝は、例年1月初旬から2月末にかけて凍結し、厳冬の姿を見せる。本流から外れた周囲の岩場も飛び散った水が氷となり、滝の裏側では岩の間から染み出した水が1メートルを超えるようなつららとなって何本も垂れ下がっている。

 南牧村産業建設課の菊池申也さん(28)は「年に何度か氷点下20度を下回る日本有数の極寒地で、見応えのある凍った滝を体感しに訪れてほしい」と話している。

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