千畳敷の写真に鈴木さんのイラストが描き込まれたポスター

千畳敷の写真に鈴木さんのイラストが描き込まれたポスター

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「人生変わった」千畳敷PR 漫画家・鈴木ともこさん

信濃毎日新聞(2019年2月7日)

 駒ケ根観光協会(駒ケ根市)などの企画で、松本市在住の漫画家・エッセイストの鈴木ともこさん(41)が、中央アルプス千畳敷をアピールするポスターを新たにデザインした。登山に関する著作も多い鈴木さんは、中ア駒ケ岳に登ったことを機に登山にのめり込んだといい、自身を描いたキャラクターなどをちりばめた。夏ごろに東京都内の駅などに掲示し、PRする。

 鈴木さんは東京都出身。2006年に駒ケ岳に登って景色に感動し、登山をするように。自身の登山体験を描いた漫画で「山ガール」ブームの火付け役になった。山の近くに住みたいと松本に移住。11年から毎年、同協会の登山関連の催しに参加している。

 ポスターはB1判。ロープウエーで気軽に登れることをアピールしようと、残雪の千畳敷の写真に、軽装の親子や高齢者、登山装備の男女などさまざまな人を描き加えたデザインだ。「人生が変わった絶景です」と文字を添えた。

 鈴木さんは「ロープウエーを降りた瞬間に絶景が広がる。見ていないならもったいない。誰でも行けるよ、と後押ししたい」と話す。初めて登った時の感動を描いた漫画の一部も掲載した。

 ポスターは50枚作り、夏ごろに高尾山の最寄り駅など都内で掲示する予定。高尾山は年間300万人が登る人気の山で、鈴木さんが中アの前に初めて登った山でもある。同協会は「鈴木さんと同じように、高尾山の次は千畳敷に登ろうと、登山入門の選択肢にしてほしい」とPRしている。

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