風船を型に和紙を貼って丸いあんどんを作る子どもたち

風船を型に和紙を貼って丸いあんどんを作る子どもたち

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夜の八尾あんどんで演出 「あかりアート展」児童ら手作り

北日本新聞(2019年2月8日)

 22、23の両日に富山市八尾町上新町を舞台に行われる「あかりアート展」に向けて住民が7日、八尾和紙を使ったあんどん作りに取り組んだ。9~24日に一帯で開かれるイベント「越中八尾冬浪漫」の関連企画。酒店だった古い建物を主会場に展示と講演会を行い、明かりを生かしたまちづくりを考える。 (八尾・婦中支局長 谷井康彦)

 越中八尾観光協会は通年観光に加え、夜の観光に目を向けようと冬浪漫の内容を見直した。イベントに協力する富山市八尾山田商工会は、伝統産業の美濃和紙を使った「あかりアート展」を続ける岐阜県美濃市を参考に企画を検討。商業、観光部会の合同事業として取り組むことにした。

 展示は上新町商工振興協同組合が主体となり、白い和紙を貼った縦60センチ、横40センチ、奥行き20センチのあんどん125個を用意。7日は演出を担当するアートプロデューサーのナガシマヨシホさんと住民が色和紙を切り抜いて柄を施した。夕方から児童12人が加わり、風船を型に和紙を貼り重ねた丸いあんどんを作った。和紙製造の桂樹舎が協力した。

 22日は午後6時半から点灯式を行い、同7時から照明デザイナーの角舘政英東京都市大客員教授と横山天心富山大芸術文化学部准教授が講演する。講師と学生による会場周辺の演出もある。23日は午後4~8時の冬浪漫メインイベントに合わせて点灯する。

 同組合の吉田忠正理事長は、古い町並みと和紙、明かりを生かした美濃市のまちづくりに触れ「あんどん作りを通じて住民の一体感が強まった。単発でなく次の展開につなげたい」と期待を込める。

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