アンサンブル・ノマド((c)Maki Takagi)

アンサンブル・ノマド((c)Maki Takagi)

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国内外で活躍「アンサンブル・ノマド」 18日福井公演

福井新聞(2019年2月8日)

 国内外で活躍する演奏家集団「アンサンブル・ノマド」の公演が2月18日午後7時から、福井県福井市の福井北ノ庄クラシックスで開かれる。音楽監督を務めるギタリストの佐藤紀雄さんらメンバー5人に、福井市のピアニスト大宅さおりさんが初共演、多彩なジャンルの楽曲を奏でる。

 英語で「遊牧、漂流」の意味を表すノマドは1997年、佐藤さんの呼び掛けで結成。ギター、フルート、バイオリン、チェロ、ピアノなどで構成する。98年から毎年演奏会を開催し、音楽祭にも多数出演している。昨年2月に福井で初めて公演を開いた。

 大宅さんは96年に桐朋学園大卒業後、ベルギーのブリュッセル王立音楽院修士課程を首席で修了。長年同国で活動し、現在は福井を拠点にしている。今回の共演は、ノマドのクラリネット奏者菊地秀夫さんが、約2年前に大宅さん企画のライブに出演したことがきっかけになった。

 当日は、バルトーク「コントラスツ」、シューマン「おとぎ話」などを大宅さんを交えて奏でる。菊地さんは「小編成の個性あふれるアンサンブルを堪能してほしい」と話している。大野市出身の作曲家、木下正道さんの「cendre,cendres...cendre」や武満徹さんの「海へ」の演奏もある。

 全席自由、一般2500円(当日500円増)ペア券4千円(要予約)、学生1500円。問い合わせは福井北ノ庄クラシックス=電話0776(27)6101。

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