氷見市北大町の柿太水産は8日、地元で水揚げされたブリやイワシを使った伝統発酵食品「こんか漬け」の仕込み作業を行った。こんか漬けを使ったさまざまな料理を紹介するイベントも開き、魅力をPRした。
こんか漬けは魚をぬかに漬け込む伝統の保存食。同社は地産食材を生かし、昔ながらの製法で作っている。
この日は、あらかじめ塩漬けしておいたブリやイワシの切り身を塩出しし、無農薬栽培された県産の米ぬかをまぶし、地元産のこうじや酒かすなどと共に仕込んだ。半年ほど熟成させて完成する。
この日は作業場に隣接したスペースで「わっしょい こんかたる仕込みフェス」も開催。高岡市の野菜ソムリエ、廣岡結子さんがこんか漬けを素材にしたスープやバーニャカウダなどの和洋の料理を紹介し、参加者が楽しんだ。