上田市別所温泉の北向観音に向かう参道で営業する飲食店「ハレterrace(テラス)」が、食べ歩きできるメニューを設定し、温泉街のにぎわいに一役買っている。
近くの旅館「桂荘」を経営する小林弘忠さん(53)が旅行客らに楽しんでほしいと、2、3年ほど空き店舗となっていたスペースを改装し、昨年末にオープンさせた。温泉街を食べながら歩ける物を―と、たこ焼きや揚げパン、クレープを扱う。30席ほどの客席とテーブルもある。
別所温泉観光協会の倉島博会長(55)は「参道が明るくなった」と話す。小林さんは「別所温泉の旅を楽しみ、来て良かったと思ってもらえる場所にしたい」としている。
桂荘のハレテラスの1店舗目は2017年、ジェラート専門店として北向観音下駐車場近くにオープン。20種類以上そろえたジェラートの評判が良く、昨年、市内に2、3店舗目を出店した。
今回の4店舗目はさらに温泉客らに回遊してもらおうと考えた。営業時間は午前9時半から日没ごろまで、不定休。問い合わせは旅館桂荘(電話0268・38・2047)へ。