福井県坂井市竹田農山村交流センター「ちくちくぼんぼん」に、ふるさと納税を活用して一般社団法人「竹田文化共栄会」などが整備していた木育ルーム「toy(トイ)」が2月9日、プレオープンした。早速、子どもたちが木のぬくもりを感じる遊具を満喫した。
木育ルームは、同市竹田地区の住民でつくる竹田文化共栄会とNPO法人「森のほうかごがっこう」(福井市)が協働で進めている木育による地域づくりの一環。
元学校だった2階の教室約35平方メートルを改修。秘密基地のように中に入ったり、滑り台を楽しんだりできる家の形をした木製の大型遊具や、竹田地区のスギの大木を加工して作ったトンネル、木のボールが入ったプールなどを設置した。
記念式典が開かれ、竹田文化共栄会の廣瀬哲夫代表理事は「子どもたちには自然の大切さや森林の役割を感じてもらい、保護者の方には伸び伸びと子育てを楽しんでほしい」とあいさつした。
初日から親子連れらが続々と訪れ、歓声を上げながら思い思いに遊具を楽しんだ。長畝小の児童は「滑り台がとても楽しかった。また来たい」と大喜びだった。
新年度は、たけくらべ広場近くの「たけだ風の谷プレーパーク」にツリーハウスや動物の観察小屋などを整備。旧竹田小中学校の学校林もてこ入れする。体験プログラムも開発する。
木育ルームは、土日祝日の午前10時~午後4時。入場料は親子ペアで500円、子どもが1人増えるごとに300円。問い合わせはちくちくぼんぼん=電話0776(50)2393。