巧みに「でく」を操る出演者=白山市東二口歴史民俗資料館

巧みに「でく」を操る出演者=白山市東二口歴史民俗資料館

石川県 加賀・白山・小松 祭り・催し

「泣き節」、人と人形が一体 白山で「尾口のでくまわし」

北國新聞(2019年2月10日)

 国重要無形民俗文化財「尾口のでくまわし」を上演する「東二口文弥まつり」は9日、白山市東二口歴史民俗資料館で開幕した。東二口文弥人形浄瑠璃保存会員が、哀愁のこもった「泣き節」の語り口とともに、「でく」と呼ばれる人形を操り、観客を物語の世界に引き込んだ。
 開演を告げる三番叟(さんばそう)と口上に続き、会員が源平合戦に敗れ、源氏への敵討ちを誓う平家の武者景清(かげきよ)を描いた「出世景清」を熱演した。金沢工大の学生4人が人形を操る「舞い手」として参加し、観客は人と人形が一体となって繰り広げられる「でくの舞」に見入った。
 でくまわしは350年以上前から、旧尾口村の東二口と深瀬に伝わる。東二口文弥まつりは入場無料で、17日まで行われる。上演日程は次の通り。
 ▽10日午後2時「大職冠」▽16日午後7時「酒呑童子」▽17日午後2時「源氏烏帽子折」

加賀・白山・小松 ニュース