富山と金沢の関係について、本音で意見を交わす(左から)奥田さん、小西さん、桝田さん、大西さん、有森さん=北日本新聞ホール

富山と金沢の関係について、本音で意見を交わす(左から)奥田さん、小西さん、桝田さん、大西さん、有森さん=北日本新聞ホール

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県民性 本音で意見交換 「エンジン05in富山」講座

北日本新聞(2019年2月10日)

 文化人と市民が交流する「エンジン05(ゼロファイブ)in富山」の講座が9日、北日本新聞ホールで行われた。多彩なジャンルで活躍する講師5人が、県民性や富山の魅力などについて率直に意見を交わし、約500人の来場者が熱心に耳を傾けた。

 講師はアトランタ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さん、映画監督で俳優の奥田瑛二さん、クリエイティブ・ディレクターの小西利行さん、桝田酒造店社長の桝田隆一郎さん(富山市)、富山大人文学部教授の大西宏治さん(同)が務めた。

 「富山VS金沢 富山の本音」と題した講座では、大西さんが「加賀藩との関係性もあり、金沢に対して県民はコンプレックスを抱きがちなのではないか」と指摘。桝田さんは「悔しさが、富山の強さにつながっている」と話した。奥田さんは「富山はほぼ金沢に並んでいるか、あと一歩で並ぶ。素晴らしいものがたくさんあるので、おもてなしの気持ちも大切にしてほしい」と呼び掛けた。

 「お酒とアスリートのふかいい話」をテーマにした講座もあった。8日には、富山の酒や食事を楽しむ「夜楽(やがく)」が市内で開催された。県内の民間企業や同市を主体とするエンジン富山実行委員会主催、北日本新聞社後援。

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