昨年12月に開かれたeスポーツの大会「トヤマゲーマーズデイ」=魚津市の新川文化ホール

昨年12月に開かれたeスポーツの大会「トヤマゲーマーズデイ」=魚津市の新川文化ホール

富山県 祭り・催し

eスポーツで5G体感 9月に県内で大規模大会

北日本新聞(2019年2月10日)

 コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」を通じて、第5世代(5G)移動通信システムを体感できる大規模なイベントが9月28、29の両日、県内で初めて開かれる見通しとなった。県などが企画し、2020年に本格的な商用サービス開始が見込まれる5Gへの理解を深めてもらうとともに、県内外から若者を呼び込みたい考えだ。高岡、魚津両市を会場に約2千人の来場を目指す。県は新年度予算案に開催のための費用1千万円を盛り込む。

 5Gは、携帯電話などに使われる通信の新たな規格。現行の第4世代に比べ、通信の速度や容量が大幅にアップする。最高通信速度は現行の約100倍で、ほぼリアルタイムのやり取りが可能になる。

 同時に多数接続でき、あらゆる機器をつなぐ「モノのインターネット(IoT)」など幅広い分野での活用が期待されている。車の自動運転のほか、無人の建設機械や農機の遠隔操作、過疎地での遠隔診療など、生活や産業を大きく変える可能性を秘める。

 県は県内での活用を推進するため、普及に向けたイベントを企画。5Gの通信環境を気軽に体感できる分野として、eスポーツに着目した。

 競技人口は世界で1億人以上とされ、日本でも人気が上昇。スポーツや格闘、カードゲームなどの種目があり、今秋の茨城国体では都道府県対抗の競技会が開かれる。

 県内でも盛り上がりを見せている。県eスポーツ協会(現・県eスポーツ連合)が2016年から大会「トヤマゲーマーズデイ」を開き、昨年9月には県内初のプロチーム「TSURUGI TOYAMA(ツルギ・トヤマ)」が発足。今月2日には北日本新聞ホールで普及を目指すフォーラムが開かれ、5月には高岡市に拠点施設がオープンする予定となっている。

 9月のイベントは、県と県eスポーツ連合などが実施する。「トヤマゲーマーズデイ2019/5Gコロシアム」(仮称)と銘打ち、会場に高岡テクノドームと魚津市の新川文化ホールを予定する。

 5Gの通信環境での対戦会・体験会や2会場をつなぐ対戦を計画。当日の種目は今後決める。映像の世界同時配信も検討している。

 選手や観客も含め2千人の来場を目指す。県内外の若者らに足を運んでもらうことで、県はeスポーツの普及や地域の活性化にもつなげたい考えだ。

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