青竹をたたき割る若衆=加賀市大聖寺敷地

青竹をたたき割る若衆=加賀市大聖寺敷地

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青竹たたき割り息災願う 加賀・菅生石部神社で御願神事

北國新聞(2019年2月11日)

 青竹をたたき割り、無病息災や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う石川県無形民俗文化財「御願(ごんがん)神事」は10日、加賀市大聖寺敷地の菅生石部(すごういそべ)神社で営まれ、白装束の若衆約40人が雪の舞う中、青竹約400本を石畳に打ち付けた。
 合図の盤木(はんぎ)が打ち鳴らされると、若衆は「わっしょい、わっしょい」と声を上げ境内になだれ込んだ。長さ約2メートルの青竹をつかみ、勢いよく地面にたたきつけ、大きな音を響かせた。
 青竹を割り尽くした後、大蛇に見立てた長さ約20メートル、重さ約180キロの大縄を引きずり回し、近くの大聖寺川に投げ込んで「退治」した。割れた竹は厄よけや健康に御利益があるとされ、住民が持ち帰った。

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