先手で駒を進める渡辺棋王(右)と、挑戦者の広瀬竜王。立会人の塚田九段(中央)らが見守った=新川文化ホール

先手で駒を進める渡辺棋王(右)と、挑戦者の広瀬竜王。立会人の塚田九段(中央)らが見守った=新川文化ホール

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渡辺連勝、7連覇へ王手 魚津で棋王戦第2局

北日本新聞(2019年2月11日)

 将棋の渡辺明棋王(34)に広瀬章人竜王(32)が挑戦する第44期棋王戦5番勝負第2局(北日本新聞社など主催)は10日、魚津市の新川文化ホールで指され、午後6時38分、先手の渡辺棋王が119手で勝ち、2連勝で7連覇に王手をかけた。北日本新聞創刊135周年記念事業。

 県内での棋王戦は5年ぶり。午前9時に塚田泰明九段(東京)、四十万隆一魚津市副市長、忠田北日本新聞社長、日本将棋連盟の森下卓常務理事、村田顕弘六段(魚津市出身)、本田小百合女流三段(東京)、同連盟県支部連合会の河島敏夫会長が立ち会い、対局が始まった。記録係は小山直希奨励会三段が務めた。

 対局は前夜祭での予想通り角換わり戦で始まった。午前中は互いに一歩も引かない攻防が続いた。終盤戦で、渡辺棋王が広瀬竜王の攻めをかわしながら放った一手が勝負の分かれ目となり、最後は渡辺棋王が勝ち切った。

 持ち時間各4時間のうち、残りは渡辺棋王28分、広瀬竜王が3分だった。

 会場では、塚田九段と村田六段、本田女流三段の指導対局が行われ、大盤解説会もあった。

 第3局は3月10日、新潟市の新潟グランドホテルで行われる。

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