須坂市動物園は11日、バレンタインデー(14日)にちなんだ恒例の催し「バレンタインZOO」を同園で開いた。世界最大のネズミとして知られるカピバラが、ハート形の餌を浮かべた「ハート湯」に漬かり、来園者を楽しませた。
飼育員がハート形に切ったリンゴなどを浮かべると、カピバラ6匹がこぞって約40度の湯に入った。数分で餌を食べきった後、浴槽の中で身を寄せ合って目をつぶるカピバラたちに「かわいい」と来園者から声が漏れた。
同園は動物の恋愛事情を「恋バナ」としてパネルで展示。「一夫多妻制」というラマの生態や、トナカイ夫婦のほほ笑ましい生活を紹介している。催しは14日にも開き、午前11時からカピバラを温泉に入れる。