福井県敦賀港に寄港し、歓迎を受けるダイヤモンド・プリンセスの乗客=2018年4月17日

福井県敦賀港に寄港し、歓迎を受けるダイヤモンド・プリンセスの乗客=2018年4月17日

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D・プリンセス敦賀寄港4回に 20年、過去最多

福井新聞(2019年2月15日)

 福井県は2月14日、外国大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」の2020年の日本発着クルーズで、敦賀港に4回寄港することが決まったと発表した。17年の初寄港以降で最多。県企業誘致課は「外国人乗客の敦賀に対する満足度の高さが評価され、人気の日本海周遊コースの寄港地として定着してきた」と分析している。

 ダイヤモンド・プリンセスは、米プリンセス・クルーズ社が運航する全長290メートル、乗客定員約2700人の豪華客船。敦賀には17年9月2日に初寄港し、2回目は同10月14日、3回目は昨年4月17日。今年11月16日に4度目の寄港を予定している。欧米などの外国人客の割合が高く、県の試算によると地元経済効果は過去3回で計1億2千万円に上った。

 20年の寄港日は4月15日、8月27日、9月13日、11月6日。いずれも「日本美食の地巡りと韓国10日間」コースで、横浜港を発着点に、釜山(韓国)、境港(鳥取県)、金沢、新潟などを巡る。敦賀入港は午前7時、出港は午後6時で、これまでの寄港よりも長い滞在時間となる。

 渕上隆信敦賀市長は14日の定例記者会見で「街全体が歓迎していると評価いただいており、20年の4回の寄港でも市民一丸となった心温まるおもてなしをしたい」と強調。嶺南や滋賀県北部の周辺市町も含めた受け入れ態勢を考えていきたいとした。

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