小矢部市の誇るブランド牛「稲葉メルヘン牛」のおいしさを広く知ってもらうため、3月1~17日に市内の飲食店と精肉店の計10店が参加する初めてのフェアが行われる。飲食店ではオリジナルメニューが提供され、しゃぶしゃぶやすき焼き、ワイン煮込みなどを味わえる。
市やJAいなばなどでつくる稲葉メルヘン牛流通推進協議会が企画した。稲葉メルヘン牛は市営の稲葉山牧場で地元の稲わらなどを飼料に育ち、柔らかな肉質と脂身のうま味が特徴。2018年12月には市ならではの産品「小矢部ブランド」に認定された。
市内では稲葉メルヘン牛を日常的に提供する店が少ないという課題があり、「どこで食べられるか分からない」などの声が寄せられていた。飲食店8店と精肉店2店が参加するフェアをきっかけに、飲食店に稲葉メルヘン牛を扱ってもらうなど販路拡大にもつなげたい考えだ。
同協議会の吉田基宏事務局長は「市内での稲葉メルヘン牛の普及に向け、取り組みを続けていきたい」と話している。一部には要予約のメニューもある。問い合わせは協賛店各店まで。
【協賛店】◇飲食店▽小川屋▽居酒屋とりきち▽Marcassin(マルカッサン)▽おばた食堂▽カルビ亭一番館▽コラーレダイニング▽味処大すぎ▽旬菜酒楽美よし◇精肉店▽肉の豪州屋▽肉の白川ピアゴ小矢部店