7年ぶりに更新した横断幕を紹介する魚津蜃気楼研究会員ら=海の駅・蜃気楼

7年ぶりに更新した横断幕を紹介する魚津蜃気楼研究会員ら=海の駅・蜃気楼

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蜃気楼、実景と見比べて! 魚津研究会が新横断幕

北日本新聞(2019年2月18日)

 魚津蜃気楼(しんきろう)研究会(石沢啓一会長)は、魚津市の海の駅・蜃気楼に設置する横断幕を7年ぶりに新調した。同所から眺められる11カ所の実景と蜃気楼発生中の様子を、会員が撮影した写真で紹介。見え方のランク付けで最高のAランクに認定された昨年6月30日の写真を使い、実景と見比べてもらうことで、より分かりやすく魅力を伝える。

 魚津蜃気楼研究会は、上位(春型)蜃気楼が観測されやすいシーズンを前に、横断幕をお披露目した。上位蜃気楼は、実際の景色が伸びたり、上下に反転したりして見える現象。昨年は当たり年で、魚津埋没林博物館が過去最多の42回を観測し、最高のAランクを12年ぶりに認定した。

 普段の景色を知らないと発生していても分かりにくいため、同会は2012年、実景の写真を掲載した横断幕を初めて製作した。会員が観測に訪れている日に、海の駅・蜃気楼の護岸に設置している。

 新しい横断幕は、黒部市の生地鼻灯台、射水市の新湊大橋など11カ所の写真を掲載した。サイズは縦80センチ、横280センチで、初代より1メートルほど横長になった。

 2019年のパンフレット(三つ折り、B4判)も作成した。夜間や12月に発生した珍しい蜃気楼も載せている。昨年の当たり年による人気を受け、昨年より2千部多い1万部を作成した。

 製作した会員の野村英樹さん(53)は「蜃気楼の魅力を全国に広めるきっかけにしたい」と話している。

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