ホームに下りて線路脇を歩く参加者=富山駅

ホームに下りて線路脇を歩く参加者=富山駅

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富山駅 歩いて便利さ実感 あいの風鉄道下り線高架を公開

北日本新聞(2019年2月18日)

 富山駅の高架化完了に伴い、あいの風とやま鉄道と県が17日、同駅で完成見学会を開いた。一般公開は初めてで、参加者は新駅舎やあいの風鉄道下り線(泊行き)ホームの見学を楽しんだ。下り線ホームの利用開始は3月4日。

 県内外から571人の応募があり、小学生や保護者ら約160人が参加した。同社やJR西日本の社員らがコンコースやホームのデザイン、設備について説明。改札内コンコースにはシロエビやチューリップなど、富山の名物をあしらった装飾があり、参加者は興味深げに眺めていた。

 ホームから下りて線路脇を歩く「高架ウオーク」も実施。富山市大広田小学校4年の大久保圭悟君(9)は「線路脇から見るとホームが高くて驚いた。駅に興味が湧いたので、これからもたくさん電車を利用したい」と話した。

 高架化に向けた工事は2005年に始まり、上り線(高岡・金沢行き)は既に15年4月から使われている。高架化完了で、これまで時間が掛かっていた北陸新幹線との乗り換えが便利になる。

 北口と南口の2カ所あった改札は廃止され、新たな改札1カ所に統合される。4月下旬には駅南口と北口をつなぐ仮設の南北自由通路が開通し、北口利用者は跨線橋を使わずスムーズに改札に行くことができるようになる。

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