図書館でおみくじを引いて、職員おすすめの"ラッキー本"を借りるイベント「開運!ぶっくじ」が2月15日、福井県越前市立図書館で始まった。中央図書館は28日、今立図書館は27日まで。週末の23、24の両日には、子ども向けのラッキー本も用意されている。
新たなジャンルの本に触れるきっかけにしてもらおうと、市立図書館が初めて企画した。期間中に本を3冊以上借りた人は、箱に入ったおみくじに挑戦できる。
おみくじには「金運」「恋愛運」「旅行運」などの運勢が書かれ、おみくじの番号に応じたラッキー本を借りることができる。ラッキー本には和紙のブックカバーが掛けられ、中身は持ち帰ってからのお楽しみ。
金運にはビジネス書、恋愛運には恋愛小説を割り振るなどの工夫を凝らし、どのジャンルも「運気が上がるよう気分が明るくなる本を選んでいる」(担当者)という。図書館のイベント情報、便利なサービスを紹介する「ラッキー情報」を記したおみくじもある。
子ども向けには、おみくじの代わりに5色のスーパーボールを用意。未就学児、小学1~3年生、同4~6年生に応じたラッキー本を貸し出す。当たりの赤いボールを引いた場合は、好きな色のボールをプレゼントする。
同館では「くじを引く楽しみに加え、どんな本に出合えるかというわくわく感も味わってもらいたい」と話している。