東御市産ワインを楽しむことを切り口に体験型のモニターツアーを企画してきた市雇用創造協議会が、同市の魅力を紹介するガイドブック「&Wine(アンドワイン)」を作った。冊子の名称には、自然環境や、地域住民との出会い、食とともにワインを楽しんでほしい―という願いが込められている。
幅広いジャンルの食や、内外で注目度を上げているワイナリー(醸造所)、眺望も魅力的なワイン用ブドウ畑や日帰り温泉施設などを紹介。観光する際のモデルコースも載せた。「女性のかばんにも入るように」と小さめのA5判16ページにまとめた。
同協議会は2016年に発足。地域の歴史文化、住民との交流、体験活動などあらゆるものの観光資源化に取り組み、これまでに10回のモニターツアーを実施した。冊子には、こうした企画の運営を通して担当者が感じた東御市の魅力が盛り込まれている。
まずはワインの産地として興味を持ってくれそうな都内のワインスクール受講者らにPR用資料として配布する計画。担当者は「地元の人にも意外と知られていない情報がある」とし、地域の人にも手に取ってほしいとしている。冊子は、しなの鉄道田中駅の観光情報ステーションで無料配布している。