廃棄物の焼却で発生する熱や電気を活用して栽培したトルコギキョウの出荷が富山市婦中町吉谷の「次世代施設園芸拠点」で行われている。20日も春のように暖かいハウスの中で、スタッフが色鮮やかな花を切り取っていた。
園芸拠点はリサイクル・廃棄物処理の富山環境整備が中心となって運営。トルコギキョウは27万株を通年栽培している。
冬の日照不足を発光ダイオード(LED)照明で補うことで次々と開花させており、スタッフはピンクや白、紫色の切り花を出荷していた。担当社員の小川慧(けい)さん(25)は「暖冬で例年より日照量が多く、大きい花に育った」と話していた。切り花は県内や関東、関西方面に出荷される。