諏訪市博物館が展示した幕末の作とみられるひな人形

諏訪市博物館が展示した幕末の作とみられるひな人形

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再オープンの諏訪市博物館 ひな祭りに合わせ人形展示

信濃毎日新聞(2019年2月21日)

 資料整理のため1月4日から休館していた諏訪市博物館が19日、再オープンした。ひな祭りの時季に合わせて、幕末に作られたとみられるひな人形10体の展示を同日始め、「多くの人に足を運んでほしい」と呼び掛けている。

 ひな人形は15年ほど前に市民から寄贈された。収納された木箱に1844年に当たる「弘化元辰冬」と記されており、幕末の作とみられる。加賀藩家老の所有で、明治初期に市内の製糸業者が買い取ったと伝わる。

 内裏びなは高さ約40センチで、衣装は鳳凰(ほうおう)の刺しゅうを施した豪華な作り。冠はガラス玉や鏡で装飾されている。学芸員の嶋田彩乃さん(27)は「写実的なおひな様で、人形の表情の豊かさが特徴」と話している。入館料は一般300円、小中学生150円。月曜休館。

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