豪華なひな飾りを鑑賞する年長児ら

豪華なひな飾りを鑑賞する年長児ら

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豪華ひな飾り楽しんで 砺波「くりす亭」3月に4日間公開

北日本新聞(2019年2月23日)

 砺波市中央町の旧料亭「くりす亭」で3月の4日間、長年かけて収集した豪華なひな飾りが一般公開される。一昨年、昨年に続き、おかみだった水木和美さん(65)=同市=が企画。招待された地元園児が22日、一足早く鑑賞した。

 くりす亭の前身の料亭では、豪華なひな飾りが飾られていたが、1944年の出町地区の大火で店と共に焼けてしまった。水木さんの母が焼けたひな人形をしのび、全国を回ってさまざまな種類を集めた。

 譲り受けた水木さんが、花街の雰囲気を残す「くりす亭」の建物の中で、ひな人形と一緒に和の文化を感じてもらおうと、ひな飾りの公開を企画。昨年も約60人が訪れ、好評だったという。

 この日は、出町青葉幼稚園(砺波市寿町)の年長児12人が訪問。2階の能舞台にある御殿飾りを見て歓声を上げ、水木さんの説明を聞きながらじっくりと見入っていた。水木さんは「おひなさまと花街の文化を楽しんでもらいたい」と話している。

 一般公開は3月2、3、9、10日で午前10時~午後4時。3日午前11時からは津軽三味線のミニライブを行う。問い合わせはくりす亭、電話0763(33)2036。(砺波支社編集部・正橋悠)

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