樹木のシルエットと天上の天の川の対比が印象的な写真

樹木のシルエットと天上の天の川の対比が印象的な写真

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星降る幻想風景ずらり、セーレンプラネット企画展

福井新聞(2019年2月23日)

 降るような満天の星と地上の風景を収めた「星景(せいけい)写真」の企画展が2月22日、福井県福井市セーレンプラネットで始まった。全国の星景写真家による全紙サイズのパネル59点は、どれも幻想的で圧巻。3月10日は同施設が誇るドームシアターで、星景写真を見ながら撮影のノウハウを教わるギャラリートークもある。同31日まで。

 星空写真をきっかけに、星に興味を持ってもらおうと同館が企画した。全国のプロ、アマチュア写真家でつくる日本星景写真協会の審査を通った準会員、無鑑査の正会員の作品が展示されている。

 富士山と流れ星、金星、木星を組み合わせたものをはじめ、時間を掛けて撮影し同心円状に動く星と地上の岩や凍った滝を対比させたものなど力作ばかり。北アルプスと月を撮影した作品は、ごつごつとした雪山に重厚感があり、自然の厳しさや神々しさも伝わってくる。月の光で浮かび上がる月虹、田んぼの水面に映り込む星空など、多彩な構図で飽きさせない。

 担当の女性(32)は「肉眼で見る星空より写真で見る方が星や色彩がはっきりする。作品として仕上げられた完成度の高い写真ばかりで見応えがある」と魅力を語る。

 ギャラリートークは10日午後1時から。同協会顧問、服部完治さん(62)=愛知県=が講師を務める。星景写真の魅力や撮り方のこつ、星にまつわる話などを紹介する。服部さんは名古屋市科学館のプラネタリウムのガイドも長年務め、名解説者として有名という。大人500円、高校生以下無料。定員150人。3月1日から市セーレンプラネット窓口でチケットを発売する。

 同館は火曜、第2水曜、祝日の翌日定休。展示の観覧は大人400円、高校生・学生300円、中学以下無料。問い合わせは同館=電話0776(43)1622。

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