金沢星稜大人文学部国際文化学科3年生が七尾の4つの祭りを英語で紹介する動画を制作した。昨年3月から七尾市と同大が連携して行う事業の一環で、23日に同市ののと里山里海ミュージアムで開かれる報告発表会で披露する。
市街地を奉燈(ほうとう)が練る「七尾祇園祭」や能登島の「向田の火祭」、中島町の「お熊甲祭(くまかぶとまつり)」、気多大社の鵜(う)祭(まつり)で翌年の吉凶を占うウミウを七尾市から大社へ運ぶ「鵜様(うさま)道中」を題材にした。
学生17人が祭りの期間中、市内で取材を行った。各10~20分の映像は、祭りに携わる住民のインタビューが中心となっており、祭りへの思いや苦労、見物人の感想などを英語の字幕付きで収めている。
小西賢吾准教授は「里山里海が育んだ文化の魅力を、世界に向けて発信するのに役立ててほしい」と話した。市は同館で流すPR動画などに活用する。報告発表会は午後1時半から。