北斎館所蔵の「富士越龍図」(右)などが並ぶ「新・北斎展」の会場=東京

北斎館所蔵の「富士越龍図」(右)などが並ぶ「新・北斎展」の会場=東京

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小布施の北斎館所蔵作品、目玉 都内で北斎研究第一人者企画の展覧会

信濃毎日新聞(2019年2月23日)

 江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の研究で第一人者とされた故永田生慈さん(1951〜2018年)が生前に企画した「新・北斎展」が東京の森アーツセンターギャラリーで開かれている。作品の入れ替えで、小布施町の北斎館所蔵の作品展示が始まった。中でも最晩年の肉筆画「富士越龍図(ふじこしのりゅうず)」は催しの目玉として紹介。担当学芸員で浮世絵研究家の根岸美佳さん(53)は「北斎の一生をたどる中で欠かせない作品」としている。

 展覧会では、北斎が生涯にわたって変えた雅号ごとに作品が並ぶ。富士越龍図は21日から展示され「最も絶筆に近い」などとされている。北斎館は他に、美人画の傑作「柳下傘持美人図(りゅうかかさもちびじんず)」、晩年の肉筆画「雪中筍狩(せっちゅうたけのこがり)」も出展した。

 期間中に展示する計約480点のうち、約7割は永田さんのコレクション。永田さんは収集作品を生まれ故郷の島根県の県立美術館に寄贈。同県外に出さない条件だったが、今回は永田さんが監修していたため、展示が実現した。根岸さんは「(コレクションが)東京で見られる最後の機会。さまざまな北斎作品を知ってほしい」と話した。

 3月24日まで。一般1600円、高校・大学生1300円、小中学生600円。

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