「絵紙と小千谷のひいな祭り」の開催に向け、準備が進むメイン会場の照専寺和順会館=21日、小千谷市平成2

「絵紙と小千谷のひいな祭り」の開催に向け、準備が進むメイン会場の照専寺和順会館=21日、小千谷市平成2

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浮世絵飾りあでやかに 小千谷で「ひいな祭り」

新潟日報(2019年2月25日)

 絵紙(えがみ)と呼ばれる浮世絵をひな祭りに飾る、地元の風習を再現した「絵紙と小千谷のひいな祭り」が、3月3日まで新潟県小千谷市で開かれる。同市平成2の照専寺和順会館をメイン会場に、旧小千谷総合病院や平成商店街の店舗など計20カ所で絵紙を展示する。

 絵紙は、江戸時代から明治期にかけ、小千谷縮を扱う商人が江戸土産に持ち帰るなどして広まった。小千谷では、壁掛け状につなげた絵紙をひな人形と一緒に飾り、子どもが各家庭を訪れて鑑賞したり、菓子をもらったりしたという。

 ひいな祭りはことしから、市民有志でつくる実行委員会が主催する。これまで運営してきた小千谷絵紙保存会が開いた、市民向けワークショップ(WS)の参加者がメンバー。WSは昨年、計3回開かれ、祭り継続に向けて内容などを議論してきた。

 開催を前に、和順会館では実行委のメンバーが集まり、展示の準備を進めた。市民が寄贈したひな人形を囲むように、壁に相撲絵や武者絵、役者絵など鮮やかな色彩の絵紙を飾った。実行委は「個人所有の絵紙を飾る参加店舗もあり、会場ごとに個性がある。楽しみながら巡ってほしい」と話している。

 期間中、WSで生まれた企画が関連イベントとして行われる。絵紙をデザインしたフラッグを市内の商店街に飾るほか、和楽器の演奏をする市民が会場を巡り、地元のお座敷唄を披露する催しもある。3月2、3の両日は、和順会館と旧小千谷総合病院の2会場に、消しゴムはんこを3種類置き、全て重ねると絵が完成する「浮世絵体験」もできる。

 関連イベントの日時などの詳細は、フェイスブック「絵紙と小千谷のひいな祭り」のアカウントで紹介している。

 電話での問い合わせは小千谷観光協会、0258(83)3512。土日は地域づくり支援団体こしゃる、070(2209)2483。

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