鯖江の街並みの中に配置された多彩な表情のあみきゃら=3月1日、福井県鯖江市まなべの館

鯖江の街並みの中に配置された多彩な表情のあみきゃら=3月1日、福井県鯖江市まなべの館

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鯖江の街に毛糸のネコ まなべの館でジオラマ展

福井新聞(2019年3月2日)

 毛糸で編んだオリジナルのネコの人形が並ぶ「あみきゃら横丁展inさばえ」(福井新聞社後援)が3月2日から、福井県鯖江市まなべの館で始まる。昭和時代の鯖江の街並みを再現したジオラマの中に、多彩な表情のネコが生活する様子が表現されている。31日まで。

 企画したのは同市に住む夫婦。建築業を営む夫(66)がジオラマ、手芸教室の講師だった妻(62)が毛糸で立体的に編んだネコの人形「あみきゃら」を制作した。6年前から夫婦で展示を行っており、今回はその集大成として約400点の作品を並べた。

 あみきゃらの口は羊毛フェルトを使い、笑顔や驚いた表情などを表現した。鯖江をテーマにしたため、小型の眼鏡を掛けた愛らしい姿もある。牧野百男市長をモデルにしたネコもいて、それぞれの個性を比べながら観賞できる。

 ジオラマは昭和30~40年代の鯖江がモチーフで、老舗の茶屋や和菓子店、写真館といった木造の建物が立ち並ぶ。ネコたちは古い街並みの中で買い物を楽しんだり、家族で風呂に入ったりしており、何げない生活を垣間見ることができる。

 このほか妻が手掛けたレース編みなどの大型作品もある。夫婦は「古き良きノスタルジーを感じて癒やされるとともに、さまざまなネコの表情を見てほっこりした気持ちになってほしい」と話した。

 午前9時~午後5時で毎週月曜休館。観覧料は大人100円、小中学生50円。ただし市内の小中高校生は無料。

 期間中、毎週日曜午後1時から、メークでネコになりきって写真撮影を楽しむイベントを開く。参加料は300円で予約不要。他にも多彩な催しを行う。

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