金沢子どもはしご登り教室の演技披露式は2日、いしかわ総合スポーツセンターで行われ、小学2~6年の40人が県無形民俗文化財「加賀鳶梯子(とびはしご)登り」の技を披露し、伝統を受け継ぐ心意気を示した。
そろいの法被を着た児童は「加賀鳶木遣(きや)りくずし」を合唱した後、高さ約1.5~4メートルのはしごに登り、「火の見」「八艘(はっそう)飛び」などを次々と繰り出した。
加賀とびはしご登り保存会の澤飯英樹会長が「加賀鳶の心意気を受け継ぎ、困っている人がいれば積極的に助けてほしい」と式辞を述べ、細田大造副市長もあいさつした。教室の皆勤賞12人、精勤賞19人がたたえられ、卒業する6年生10人に修了証が贈られた。