放生津八幡宮の拝殿で「蘭陵王の舞」のリハーサルを行う神職

放生津八幡宮の拝殿で「蘭陵王の舞」のリハーサルを行う神職

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東北復興祈る蘭陵王の舞 放生津八幡宮

北日本新聞(2019年3月7日)

 ■9日奉納へリハーサル

 2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災地復興を願う「東北復興祈願祭」が9日、射水市八幡町(新湊)の放生津八幡宮で行われる。当日に備え、6日は拝殿で奉納される「蘭陵王の舞」のリハーサルが行われた。

 県神社庁高岡・新湊支部が震災の翌年から、高岡市と射水市新湊地域の神社で祈願祭を行っている。8度目となることしは同八幡宮での開催となった。

 蘭陵王の舞は、雅楽の曲目の一つ。中国・南北朝時代に建てられた北斉(550~577年)の蘭陵武王・高長恭の逸話にちなんでおり、武人らしい勇壮な所作と絶世の美貌で知られた蘭陵武王をしのばせる美しさが共存する。沈み掛けた太陽を昼間の勢いに戻すという意味もある。

 この日は、同支部の神職が雅楽を演奏したり舞の所作を確かめたりして当日に備えた。古式ゆかしい雅楽の旋律に合わせ、男性神職が迫力ある舞を見せた。

 祈願祭は9日午後5時から行われる。境内で木札をたき上げるほか、参拝客に「復興うどん」(200円)を提供し、売上を義援金とする。

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