町内で出土した土器の複製や黒曜石のやりなどが並ぶ町役場

町内で出土した土器の複製や黒曜石のやりなどが並ぶ町役場

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪 祭り・催し

「日本遺産のまち」長和をPR 黒曜石や土器展示

信濃毎日新聞(2019年3月8日)

 長和町は「日本遺産のまち長和町」と題した催しを15日まで町内で開いている。昨年5月、文化庁の「日本遺産」に認定された八ケ岳山麓の縄文文化に、同町の遺跡も含まれていることを知ってもらおうと企画。町役場では、町内で出土した黒曜石や土器を展示。学校や公民館でもポスターを貼り、PRしている。

 町役場1階には、縄文時代に祭事に使われたとされる「香炉形土器」の実物や町内の黒曜石を使った石やり、土器の複製など25点を展示。モニターでは昨年8月の「黒耀(こくよう)石のふるさと祭り」や、町の学芸員が国史跡「星糞(ほしくそ)峠黒曜石原産地遺跡」を解説している映像を流している。認定を受けて、町が独自に作った町内の遺跡に関するパンフレットも配布している。

 町役場の他にも計約20カ所でポスターを貼り、パンフレットを配っている。町は「この機会に多くの人に遺跡を知ってほしい」としている。

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